ロシアキリスト教人文アカデミー付属カレッジにおける日本語と日本文化教育

ロシアキリスト教人文大学アカデミー付属カレッジ

Академический колледж "ФОНТАНКА, 15"

Японским коллегам и партнерам — об обучении японскому языку и культуре в ЧОУ «Русская христианская гуманитарная академия» в рамках программы профессиональной переподготовки «Методика дополнительного образования на иностранном языке»


ロシアキリスト教人文アカデミー学長
バガティリョフ・ドミトリー・キリロヴィチ

歩み
ロシアキリスト教人文大学アカデミー付属カレッジ (別名「Fontanka15カレッジ」)は2014年、キリスト教人文大学の一部として設立。 母体となるキリスト教人文大学は、ロシアの名門私立大学の中でも、古い大学の一つに数えられ、2019年は創立30周年にあたる。
サンクトペテルブルク市の歴史的建造物の中心に位置する人文教育機関である。
ロシア文化の価値を重んじる考えを基礎とした教育内容である。また、当校は、サンクトペテルブルグの歴史的な市の中心部に位置しており、著名な美術館、博物館、図書館にも協力をあおぎ、そこでも授業を実施している。

学校機関
学習期間:4年(主として高校生に当たる学習者が受け入れ対象)
卒業証明書:国が認定する専門教育家としての卒業証明書を授与。
学生数:223人 (2019年10 月現在)
卒業後の進路: 成績優秀者は、大学の3年生に編入し、更に二年間の高等教育を積み、人文学分野の学士の資格を取得可能。


キリスト教人文アカデミー学長と在サンクトペテルブルク
日本国総領事「日本の秋フェスティバル」にて

カレッジでの外国語教育
学習計画には本格的な外国語の教育を含む。必修の英語に加え、第二外国語として日本語、イタリア語、フランス語、スペイン語、フィンランド語が選択可能。 在学生のうち43人が日本語を第二外国語として選択中(2019年10 月現在)。第二外国語の学習時間は週6時間。近年、日本語を希望する学生数は増加傾向にある。


荒川先生の授業

ボロ―シナ先生の授業

フィルソヴァ先生の授業

主なパートナー
在サンクトペテルブルク日本国総領事館、公益財団法人国際文化フォーラム (TJF)、国際交流基金(The Japan Foundation)、日露青年交流センター (JREX) 上記機関により実施される交流プログラムに毎年参加。 学生の中には日本への研修に参加するものもいる。 また、日本語の教科書、本の寄贈を受けている。


(右と左)JREXプログラムに参加する学生たち

TJFの研修で学んだことを発表する学生

浅草観光

83番学校と583番学校との協力関係。卒業前の教育実習は日本語を教えている583番の学校で実施。ペテルブルクの裏千家茶道クラブの支部、ペテルブルク競技かるたクラブとの交流も活発である。


2018年卒業プロスカヤ・エフゲニアによって
作られた低学年のための日本語教科書
卒業論文の一部より)

ボロ―シナ先生の授業

課外活動・サークル
定期的に日本人留学生との交流会を実施。更にはペテルブルグの街を案内。
課外活動としてロシアのアニメに字幕を付けている。
競技かるた倶楽部。競技かるたの訓練もちろん、「百人一首」をはじめ和歌の勉強も行なっている。


日本人のロシア語学習者を招いての交流会

交流会では、ペテルブルグの名所を案内

競技かるた大会の様子

学生たちが作った日本語字幕付きロシアのアニメ

その他の活動
カレッジの学生はペテルブルクで行われている日本語スピーチコンテストにも積極的に参加している。


メールニック・ヴァシリー 2017年の日本語スピーチコンテストで
3位入賞(入賞当時3年生)


JREXの訪日プログラムで、
育んだ友情。日本での再会


ロリガイザー・ヴァレーリア(2018年卒)現在日本語学校に在籍中。
2020年、日本で大学に進学予定

ロシアの祝日に際し、日本の昔話、物語、逸話をもとに日本語のお芝居に挑戦。

「わらしべ長者」をもとにした芝居のファイナルシーン

日本のパートナ募集
一番望ましいのは協定校との間で、交換留学・短期間の研修プログラム等を開催する。
― その他にSkypeや他のコミュニケーションツールを通して、交流をはかることだ。
― 日本の学校と文通することだ。
― 相互研究進めることなど